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ブロックチェーン技術を活用した模倣品対策「du-al.io」
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ブロックチェーン技術を活用した模倣品対策「du-al.io」

「du-al.io(デュアルドットアイオー)」は、博報堂プロダクツとメディコム・トイが開発した、リアルとデジタルの統合真贋判定による模倣品対策ソリューションです。安全性の高いNFC(Near Field Communication)とブロックチェーン技術NFT(Non-Fungible Token)を活用し、企業ブランドと消費者の信頼を守ります。

近年、品質・耐久性が劣る模倣品の氾濫によって、企業側の市場損失、ブランド毀損といった経営リスクに加え、消費者側の安全に深刻な影響を与えるケースが後を絶ちません。EC市場の拡大に伴い、模倣品被害はあらゆる業種・業界に及び、模倣技術や手法の高度化により、ECサイトや量販店において正規品と誤認して購入する消費者も増える中、リアルとデジタル双方での統合的な解決策が求められています。
これらの課題に応えるために、NFC技術とNFT技術を組み合わせることで、その商品が本物であるかを企業と消費者が、リアルとデジタル双方で検証することができる、模倣品対策ソリューション「du-al.io」(特許出願中※1)を開発しました。

「du-al.io」は、最先端のアートとTOYを世界へ発信し続けるメディコム・トイ社監修のもと、博報堂プロダクツの制作実施力に、シンギュラネット社が提供するNFT技術を掛け合わせ、一般社団法人JCBIが支援するグローバルパブリックブロックチェーン「Content-Ethereum(※2)」上で開発。コレクション性の高い玩具やアートはもちろん、模倣品が多く出回る高級アパレル・時計・アクセサリー、高性能なスポーツ用品・アウトドア用品など、幅広い商材にご活用いただくことで、企業と消費者の信頼を守ることをめざします。
また「du-al.io™」の搭載事例第一弾となるメディコム・トイの「BE@BRICK(ベアブリック)」を、2022年7月に開催した「MEDICOM TOY EXHIBITION '22」にて発表しました。

■模倣品対策ソリューション「du-al.io」について

「du-al.io」は、リアルの製品にかざすだけでデータ通信が可能な安全性の高い「NFC(Near Field Communication)」と、ブロックチェーン上に記録され、改竄されない「NFT(Non-Fungible Token)」を連携させた、模倣品対策ソリューションです。商品に付属するNFCタグを読み取るだけで真贋判定ができ、唯一無二の価値をもつ正規品であることを証明できます。

また、入手した製品の所有情報がギャランティーカードとしてブロックチェーン上で管理されるため、ユーザーは「du-al.io」のWebサービスページ内でギャランティーカードを確認することができ、NFCタグを読み取ることでギャランティーカードの譲渡も可能です。

さらに、商品の所有数に応じたランキング表示、各種限定イベントへの参加権や限定グッズ購入権、NFT所有者限定サービスの提供など、企業とファンのエンゲージメントを強化するプラットフォームとして「du-al.io」は、今後もさらに機能を拡張してまいります。博報堂プロダクツは「du-al.io™」を通じて、DX時代の新しい前例をつくり、企業のさらなる成長に貢献いたします。


※1:「du-al.io™」の機能として搭載されている、NFTとして実装されたギャランティーカードの譲渡時に、受側が受取を承認し、商品に付属したNFCタグをスマートフォンで読み込む事で譲渡が完了する仕組みについては、特許出願中です。
※2:Content-Ethereumとは、電力を過剰に浪費するマイニングが不要で環境にやさしく、かつ、資金決済法に規定されるような暗号資産の発行も無く、コミュニティによるガバナンスをもち、ガス代不要で無償で利用できるパブリックブロックチェーンです。
 

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