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ヒット習慣予報 vol.237『寝ている間にリカバリー』
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ヒット習慣予報 vol.237『寝ている間にリカバリー』

こんにちは。ヒット習慣メーカーズの中川です。

40歳を過ぎると体にいろいろ不調が出るもので、健康診断や人間ドックに引っかかることが増えてきました。今まであまりそういうのを気にせず生きてきたのですが、最近かなり気になってきて、一気に健康生活にシフトしました。周りも笑うくらい健康オタクになってきて、スマートウォッチで睡眠の質や心拍数、消費カロリーなどを確認しつつ、スマホ連動の体重計で体重、体脂肪、基礎代謝も定期的にモニタリングしています。すると、自分はどうも基礎代謝が低いらしいという事実を知り、その対策をいろいろ調べていたら、今回紹介する「寝ている間にリカバリー」という新習慣にたどり着きました。

「寝ている間にリカバリー」。寝ている時間は人生の中で結構長いものですが、その時間を有効活用できている人って結構少ないですよね。もっと上手に使って日々のダメージを効率よく回復させる時間にしようと試みている人が増えているようです。

まずご紹介したいのが、「リカバリーパジャマ」です。
これは、パジャマに特殊繊維が織り込まれていて、赤外線の効果で血流を促進してくれるものです。それによって、ストレスが軽減されたり、疲労が軽減されたり、筋肉のコリも軽減されたりする。アスリートの愛用者がいたり、芸能人がテレビで紹介したりと話題が広がっています。通販サイトの商品レビューを見ると、「疲労感なく目覚めた」「なんか効いている気がする」「眠りが深くなった気がする」などと個人差はありますが効果を実感している人もいるようです。少し値が張るので買おうか迷っているのですが、着て寝るだけで血行促進されるのだとしたら、基礎代謝が低い身としては非常にひかれます。

次は「リカバリー夜用ヘアケア」。
これもパジャマと似た発想ですが、忙しい現代人のために寝ている時間を髪の美容時間にしてしまおうというコンセプトでいま非常に人気です。寝ている間の摩擦から髪を守りつつ、潤いやツヤを与えてくれるもの。こちらも通販サイトの商品レビューを見てみると、「朝起きてパサつきにくくなった」「寝癖がつきにくくなる」「スタイリングしやすくなった」などの声がありました。コロナ禍で自宅でのヘアケアに時間やお金を費やす傾向が強まっている中で、シャンプーをしている時間のみならず、睡眠中も髪にいい時間が続くというコンセプトが時代にハマったのでしょう。

それ以外にも、有名どころでいくと寝ている間にはくだけで足の疲れがとれる「夜用着圧ソックス」や、リカバリーパジャマと同じ原理で血行促進をしてくれる「リカバリー寝具」、新たな試みとしては寝ている間に疲労回復してくれる「夜用栄養ドリンク」など続々と世の中に「寝ている間にリカバリー」用品が投入されている印象があります。そんなにみんな疲れているのか!?と「疲労回復」でGoogleの検索数の推移を見てみると、年々上昇していて、コロナが広がったタイミングでガクッと減りましたがまた上昇傾向に転じました。このグラフを見ていて面白いのは、毎年山谷が同じ周期で訪れること。ピークが来るのは何月だと思いますか?実は6月です。梅雨時に疲れがドッと訪れるんですね。このタイミングに集中的にプロモーションすると「寝ている間にリカバリー」用品が売れそうですね。

<「疲労回復」に関する検索数の推移>

出典:Googleトレンド

このように広がりつつある『寝ている間にリカバリー』ですが、これからも多くの人が実践していくことが予測され、そこには新たなビジネスチャンスが広がっています。

『寝ている間にリカバリー』のビジネスチャンスの例
■寝ている間に全身のコリをほぐしてくれる睡眠時専門のマッサージベッドを開発
■寝ている間に脳の疲れを回復してくれるナイトキャップを開発する。
■寝ている間に代謝を高めて脂肪を燃焼させることでダイエットができる全身スーツを開発する。
など

しかし、あれこれチャレンジすれども基礎代謝がぜんぜんよくなりません(笑)。筋トレしたりウォーキングしたり代謝がよくなると言われるご飯を食べたり。そろそろよくなってるでしょ、と勢いいさんでスマート体重計に乗っても、全く変わらない数値を見て愕然とする日々です。年のせいか、追い込み方が足りないせいか、はたまた体重計のせいか(体重計のせいにするな!)。どなたか40代でも簡単に基礎代謝が爆上がりする方法を伝授してください(笑)

▼「ヒット習慣予報」とは?
モノからコトへと消費のあり方が変わりゆく中で、「ヒット商品」よりも「ヒット習慣」を生み出していこう、と鼻息荒く立ち上がった「ヒット習慣メーカーズ」が展開する連載コラム。
感度の高いユーザーのソーシャルアカウントや購買データの分析、情報鮮度が高い複数のメディアの人気記事などを分析し、これから来そうなヒット習慣を予測するという、あたらしくも大胆なチャレンジです。

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  • 生活者エクスペリエンスクリエイティブ局チームリーダー
    ヒット習慣メーカーズ リーダー
    メーカーの商品開発職を経て、2008年に博報堂中途入社。
    戦略CDとして、日々お得意先や社会の課題に向き合っている。最近時間のあるときに絵を描きはじめました。まだ落書きレベルなのですが、描いているときの集中時間が心地いいです。