リテール分野におけるDXの普及や、最新のテクノロジーを活用した実証実験・サービス開発を目的とした「リテールDX コンソーシアム・ラボ」
「リテールDX コンソーシアム・ラボ」は、博報堂グループの総合制作事業会社の博報堂プロダクツと、顔認証入退室管理、監視カメラ、AI画像解析等のセキュリティソリューションを提供するセキュアによる、リテール分野におけるDXの普及や、最新のテクノロジーを活用した実証実験・サービス開発を目的としたラボです。
第一弾のプロジェクトとして、小学館・ジュンク堂書店と無人店舗「DIME LOUNGE STORE(ダイムラウンジストア)」を21年4月より新宿住友ビルにオープンしています。
2030年におけるリテールテックの市場予測は8,737億円と、この10年で1.5倍の成長率が見込まれていますが(*1)、既存のリテール事業にAI・IoTなどの最新技術を導入していくにあたっては、多くの問題点や課題が存在します。例えば、「少子高齢化による人手不足」「デジタルシフトによるタッチポイントの変化」「新しいテクノロジーの活用が出来ていない」「新しいシステムの運用担当者不在」などがあります。さらに、新型コロナウィルスによるニューノーマルな店舗の在り方が求められ、店舗は商品を売る場所から、体験を売る場所へとシフトしています。リテール業界は今までになく、変化が求められる時代になっています。
このような背景から、博報堂プロダクツとセキュアは、2021年4月に『リテールDX コンソーシアム・ラボ』を発足しました。本コンソーシアムにおいて博報堂プロダクツは、店舗コンサルティング、サイネージなどの各種コンテンツの作成・運用などの領域に取り組んでいます。また、日本マイクロソフト株式会社などの参加企業と共に、リテール分野におけるDXの推進も行っていきます。
コンソーシアムの第一弾プロジェクトとして、小学館・丸善ジュンク堂書店と無人店舗「DIME LOUNGE STRE(ダイムラウンジストア)」を新宿住友ビルにオープンしました。店舗での新しいテクノロジーを用いた実証実験やサービス開発を行い、店舗運営時の課題等も考慮したサービス開発の推進を行っています。
(*1)株式会社富士経済調べ
<『リテールDX コンソーシアム・ラボ™』活動内容>
1. 最新テクノロジーやトレンドの情報交換活動
2. 国内外の小売事例に関する情報交換活動
3. 活動内容に関する情報発信及び広報活動
4. ワーキンググループ活動
5. 実証実験やハッカソン等の活動
6. リテール企業とテック企業のマッチング活動
<第一弾プロジェクト 小学館×丸善ジュンク堂書店「DIME LOUNGE STORE」について>
【概要】
店内にはDIME編集部とものづくりメーカーがコラボレーションして開発した商品が並び、これまで読者が実際に見ることができなかった商品を、手にとって確認することができます。
店舗では、顔認証での入退店や顔認証決済、顧客の店舗内行動分析、手に取った商品と連動したサイネージ表示、サイネージ広告、コミュニケーションAI等を活用した未来型購入体験ができ、顧客体験を高める仕掛けやOMOの取り組みを実施します。
博報堂プロダクツはサイネージのコンテンツ管理、コンテンツ作成、サイネージ広告を担当し、セキュアは、AIによる顔認証システム、店内行動分析、サイネージ連携を担当し、日本マイクロソフトはSaaS、PaaS、IaaSの提供を行います。
【店舗情報】
店舗名:SECURE AI STORE LAB(セキュアエーアイストアラボ)×DIME LOUNGE STORE
所在地:東京都新宿区西新宿 2-6-1 新宿住友ビル地下 1 階
公式サイト:https://secureinc.co.jp/lp/aistorelab/business
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博報堂プロダクツ