Attention(アテンション)計測とは?ユーザーの注視率を解析しブランドリフト施策の最適解を導き出す
Hakuhodo DY ONE
日々の情報収集でWebサイトを見ていると、スクロールする際にたくさんの広告が目に入りますよね。そのなかで、意識してしっかり見ている広告はどれくらいあるのでしょうか?情報過多な現代において、広告が本当にユーザーに届いているのか、広告投資の効果をどう最大化するか、多くのマーケターが頭を悩ませています。広
Attention計測とは- Viewablity(ビューアビリティ)との差分Attention計測とは、Web上の動画広告・ディスプレイ広告(以下、広告)について、ユーザーが本当に注視して見ているかどうかを計測する手法です。似た指標に「Viewablity」がありますが、こちらについては視認可能な場
なぜ Attention 計測が必要なのか- Cookieに依存することなく計測ができるGoogle がCookie廃止を撤回したことで、Cookieを活用したユーザーの行動データはこれまで通り取得することができます。しかし、改正個人情報保護法の施行やプライバシー保護の観点から、データの取り扱いに対する規制
Attention計測の活用- ブランドリフト施策と相性が良い前述の通り、BLSはキャンペーン事後の調査であり、デジタル広告の運用指標として活用することはできません。 そのため、リーチを広げれば良いのか、フリークエンシーを重ねればよいのか、動画を最後まで見て貰えば良いのか、どの指標がブランドリフトの好転
今後の見通しこれまでご説明した通り、Attention計測を活用すれば、広告の注視度に関する実態を把握することができます。広告の注視度がどの程度ブランドリフトに結びついているのか、その相関や貢献度に関する検証を重ねていくことで、確からしい「メディア横断指標」として活用できるようになるはずです。メディ
マーケティングシステムの今~ マーケティング&ITの実務家集団が語る事業グロースへのヒント【vol.7】マーケティング施策の効果検証はなぜうまくいかないのか―本質的な貢献度を捉えるために必要なアプローチとは
博報堂
マーケティング活動において、データとテクノロジーが果たす役割は年々高まっています。データ基盤整備やCDP(カスタマーデータプラットフォーム)活用、マーケティングオートメーション、AI活用といった言葉は、もはや特別なものではなくなりました。一方で、それらを「実際の事業成長」に結びつけられている企業は、
個別施策のPDCAが限界を迎える瞬間企業がデジタルシフトを加速させ、マーケティング施策の多様化が進む中で、多くの現場が新たな課題に直面しています。デジタル広告、SNS、CRM、オフライン販促など、多様な施策を組み合わせて実行することが当たり前となった一方で、「その施策が事業成長にどれだけ寄与したのか
ケース①:全体構造を捉えたマーケティングポートフォリオの再構築ここでは、マーケティング施策の見直しが必要になる典型的なパターンをご紹介します。デジタル施策に積極投資し、複数のチャネルでKPI改善が進んでいたとしても、後からLTVを分析してみると、定着率の低い顧客が多く含まれていたというケースは少なく
"因果"を捉えないと本質的な検証はできない「部分最適の積み重ねは、必ずしも全体最適に繋がらない」――こうした課題に企業どのように向き合うべきなのでしょうか。マーケティング施策の全体貢献度を測るには、因果推論(Causal Inference)アプローチが不可欠になります。単なる相関
MLOpsはあくまで"道具"にすぎないこうした因果推論や高度なモデル構築を支える技術基盤として、MLOps(機械学習運用基盤)の整備が注目されています。確かに、MLOpsは分析業務の効率化・安定化に役立ちます。しかし、重要なのは「何を問い、何を解き明かすべきか」という上流設計です
マーシス局の提供価値:戦略設計~実行~検証の一気通貫マーシス局の強みは、単なる分析サービスではありません。事業戦略・ブランド戦略と整合させた上流仮説の設計から、実行可能な施策設計、データ取得計画、実装・運用支援、そして因果構造を踏まえた検証設計までを一貫して伴走できることにあります。例えば最近では、
ケース②:「経験値」だけでなく「因果構造」を考慮した方針設計また、経験に基づく判断だけでは限界が生じるケースも散見されます。現場の経験則に基づく投資判断が長年続いていた中で、過去の販売実績や施策履歴、外部要因などを統合し、因果構造を分析したところ、意外にも高評価だった施策の効果が限定的で、別の地味な
博報堂の「マーケティングシステム力」をもっと世の中にマーシス局は、生活者データ・事業データを起点としたシステム設計と実装を通じ、経営課題そのものに寄り添うパートナーでありたいと考えています。マーケティング施策の設計は、もはや施策企画力だけでは解けない時代に入っています。「施策の効果は見えているはずな
EC激変時代を勝ち抜く –7つの課題から見える、持続的成長に必要な”次の一手”–
日本のEC市場では、生活者のEC利用が定着し、引き続き拡大傾向にあります。さらにSNSでの購買、越境EC、AI活用、ユニファイドコマースなど、新たな購買体験が登場し急速な進化をつづけています。 一方、多くのEC事業者はさまざまな事業課題に直面しています。本セミナーでは、これらの市場と生活者の変化、そし
ヒット習慣予報 vol.374『勝手にサマータイム』
博報堂
こんにちは。ヒット習慣メーカーズの上利です。今年の夏も恐ろしく暑いですね。私が子どもの頃(20年ほど前)は真夏でも30度を超える日はそこまで多くなかったように思いますし、小学校ではたしか室温が25度を超えないとクーラーをつけてはいけないルールがあったけれど、なかなか超えなくて先生に文句を言っていたよ
マーケティングシステムの今~マーケティング&ITの実務家集団が語る事業グロースへのヒント【vol.6】あなたのCRM、実は組織が原因?停滞を打破し、顧客と成長する組織の秘訣
博報堂
マーケティング活動において、データとテクノロジーが果たす役割は年々高まっています。データ基盤整備やCDP(カスタマーデータプラットフォーム)活用、マーケティングオートメーション、AI活用といった言葉は、もはや特別なものではなくなりました。一方で、それらを「実際の事業成長」に結びつけられている企業は、
なぜCRMは停滞するのか?陥りがちな「CRMの落とし穴」あなたの会社や取引先の企業が導入されているCRMシステムは、期待通りの成果を出しているでしょうか。CRMの停滞要因は様々ありますが、多くの場合、ツールやデータといった技術的な側面ばかりに目が向きがちです。しかし我々は、実は組織内に潜む「落とし穴
停滞を乗り越える「組織の秘訣」:『成長思考』と『人の力』CRMの停滞を乗り越え、顧客と共に持続的に成長していくためには、特別な解決策は必要ありません。大切なのは、組織全体で「成長思考」を持ち、そこにいる「人々」の力を最大限に引き出すことであり、企業の持続的な成長には顧客との長期的な関係構築が不可欠だ
「顧客中心組織」へと進化するための改善ループCRMの停滞を乗り越え、真に顧客と成長できる組織になるためには、単にCRMツールを導入するだけでなく、上記の「成長思考」と「人の力」を核とした組織能力の強化が不可欠です。我々は、この変革が以下の「改善ループ」によって継続的に推進されると考えます。 図:改善ル
応援こそクリエイティビティ。 放送作家を引退した鈴木おさむ氏と、博報堂がチャレンジするスタートアップ企業と取り組む新たなコンテンツビジネスとは
スタートアップファクトリー
- 鈴木 おさむ
2024年に放送作家を引退し、同年にベンチャーキャピタル「スタートアップファクトリー」を立ち上げた鈴木おさむさん。博報堂もこのファンドに出資し、 BtoC スタートアップとの協業や新規事業創出に取り組んでいます。博報堂コンテンツクリエイティブ局でビジネス開発を担う市川貴洋、久保雅史と鈴木おさむさんに、ス
スタートアップのがむしゃらさが、昔のテレビマンのようでおもしろい-はじめに簡単な自己紹介をお願いします。 鈴木おさむさん(以下、鈴木) 私は昨年放送作家を辞めて、いまはファンドを運営しています。博報堂さんにもLPで入っていただいて、現在20社以上の投資を進めているところです。 市川貴洋(以下、市川)
アニメ、音楽、ドラマ…。エンタメ業界の打順はいよいよ日本に回ってきた-いまどういう投資先に注目していますか? 鈴木 エンタメ業界はいよいよ日本に打順が回ってきていると思うんです。 アニメはもちろん、音楽もドラマも、韓国から日本へと流れがきているじゃないですか。この流れのなかでエンタメ分
漫画やアニメだけがIPじゃない。体験や企画がコンテンツとなってIP化する可能性-日本発のIPを世界に広げていこうという動きが盛んですが、それについてどう考えますか? 鈴木 IPを持っているところが、そのIPにかかわるプロジェクトの全てのことに決定権を持つことができます。でもエンタメってそれだけじゃな
LPにメディアが名を連ねる強み。出資するだけでなく、実績も一緒につくっていく-博報堂の生活者発想×鈴木さんのアイデアで、もっとおもしろいことができそうですか? 鈴木 できると思います。僕がずっと言い続けているのが「ありそうでないものがヒットする」ということ。なんでいままで誰も思いつかなか
出場者も審査員も全員本気。投資家とスタートアップがフラットなビジネスコンテスト 市川 起業家の人たちと直接お会いして交流する機会がたくさんあるので、それもありがたいですよね。 鈴木 そう、僕はスタートアップと投資家を集めたイベントもやっているんです。1月には誰もやらないようなビジコンをやろうと思って
顔が見えるお客様だからこそ得ることができる情報がある。ファンと向き合える仕組みづくりを-若い起業家と触れ合うことは、やはり刺激になりますか? 久保 さきほどの「清走中」の例がまさにそうですが、ゴミ拾いをするというのは誰もが否定をしない善いことでありながら、それだけではなかなか人は動かない。それをエン
これからの広告会社の仕事は、まだ咲いていない種を見つけていっしょに咲かせること-LPとして、また事業開発のパートナーとして、鈴木さんから博報堂へリクエストなどありますか? 鈴木 博報堂の皆さんは、これまでのビジネスだけでなく、それ以外の領域にチャレンジしようという姿勢が想像以上に本気。これが正直な印
これからやるべきことは応援。ファクトリーで生まれたものをパートナーとして応援したい 鈴木 ないものを一緒につくるとか育てるって時間がかかることだけど、すごくクリエイティブなこと。2016年に本広克行監督に言われていまでも覚えている言葉があって「これからおさむさんがやらなきゃいけないことは何だかわかる
未来の種に出会えることが何よりうれしい。おもしろい交流ができる仕掛けを考え続ける 鈴木 僕も「100人面談」というのをやっていて、いろんな起業家と話をしているのですが、その場に応募してきてくれることがまずありがたいと思っています。たくさんの選択肢があるなかで僕に会いに来てくれているわけですから、まず
8/5(火)Hakuhodo DY ONE・The Trade Desk 共催|OTT / コネクテッドTVの成果を引き出す広告運用!~リーチ獲得だけではなく「行動喚起」を最大化するためのマーケティング~
ヒット習慣予報 vol.373『傘アプデ』
博報堂
こんにちは。ヒット習慣メーカーズの佐藤諒平です。昨年にもこの時期同じ入りで書いた気がするのですが、本当暑いですね。意識していなくても暑い暑いと一日に何度も言ってしまいます…。特に今年は気温が高くなるのが早く、梅雨にもっていた傘が、そのまま間を置くことなく日傘に変わった印象です。実際「日
社会戦略家と考える「働き甲斐の重要性」(後編)
楽天グループ株式会社
- 松村 有晃
博報堂DYホールディングス
業界をリードするトップ人材と語り合うシリーズ対談「Human-Centered AI Insights」。今回は楽天グループ株式会社 常務執行役員で社会戦略家としても活動される松村 有晃氏と博報堂DYホールディングス 執行役員/CAIO 兼 Human-Centered AI Institute代表の森 正弥が、「働き
「人間中心のAI」で市場の再定義や再設計を図っていく 森 後半は、クリエイティビティの視点からAIについてお伺いできればと思います。クリエイティビティに関する研究で著名なコネチカット大学のジェームズ・カウフマン教授とロナルド・ベゲット教授によるとクリエイティビティは4つのレベルで分類することができま
「働き甲斐の低下」を解決する鍵は世代間の連携にある 森 AIの進化によって、情報の分析や収集、理解といったことは個人でもかなり手軽にできるようになってきました。だからこそ、根本的なパーパスや動機、熱意などがより強く問われる時代になってきていると感じます。私は、AIの発展によって「何が残るのか」を考え
AI時代には社会リーダーが求められる 森 今のAIの進化の流れは、完全に最大公約数で様々な問題を解く方向性になっていますが、人間は外れ値にすごく惹かれるところがあり、現状を突破したい時ほど、外れ値を見つけようとします。私もAIから外れ値を出そうと工夫し続けていますが、今のAIだとなかなか簡単には出て
社会戦略家と考える「働き甲斐の重要性」(前編)
楽天グループ株式会社
- 松村 有晃
博報堂DYホールディングス
業界をリードするトップ人材と語り合うシリーズ対談「Human-Centered AI Insights」。今回は楽天グループ株式会社 常務執行役員で社会戦略家としても活動される松村 有晃氏と博報堂DYホールディングス 執行役員/CAIO 兼 Human-Centered AI Institute代表の森 正弥が、「働き
日本の教育は画一的な指標で評価する傾向が強い 森 最初に、松村さんのご経験・経歴や現在、特に注力されていることについてお聞かせください。 松村 私は大学時代に建築学を学んでいましたが、途中で休学を挟み、バックパッカーとして世界30カ国以上を放浪する旅に出た経験があります。そこで「世界から見た日本の見
「働きやすさ」を追求しすぎ、「働き甲斐」を見失う社会 森 一人称と二人称と三人称の思考モデルを、2次元に落とし込んで社会全体の分析にはめていくのは本当にすごい発想ですね。先ほどの社会課題について考えるプロセスも、「一人称」から始まっていると感じました。そこから、客観的な視点で世の中を構造的に捉える「
現代社会は「幸福の射程」が縮まってきている 松村 個人主義が進みすぎた結果、“無縁主義”が広がり、以前よりも「縁」が希薄になっていることも日本の働き甲斐の低さの要因であると感じています。本来は他者とのつながりの中で湧いていたモチベーションや意味が失われてしまっているんです。そ


