メタバース生活者たちと共にデジタル世界のこれからを考える vol.6~メタバース生活者と「コミュニティ」~共創が育む新しい企業接点
クラスター株式会社
- 東峰 裕之(とみね)
博報堂は、2024年11月に、メタバース空間における新しい生活者価値の創出と、イノベーションを生み出すことを目指し、研究員全員がメタバース生活者当事者によって構成されたコミュニティ型プロジェクト「メタバース生活者ラボ™」を設立しました。本連載では、メタバース生活者ラボの理念に共感いただい
バーチャル空間で生活者と繋がる・コミュニティを持つ価値 瀧﨑 昨今、メタバースについては様々な技術研究がありますが、博報堂としては「生活者発想」 を大切にしていて、バーチャル空間で暮らす人々の価値観や行動を、生活者に寄り添う視点で研究していくことを主軸に置いています。やはり、メタバースで生活している人
バーチャルはリアルよりもコミュニティの"核"になりやすい 瀧﨑 バーチャル空間の中にいる生活者の方が本音を出しやすいというか、「現実では出せない熱量や活気がある」というのをcluster(クラスター)の方からもよく伺うのですが、とみねさん自身も、そういった雰囲気や違いを感じられる
「小さいけれど熱量が高い」層をいかに巻き込めるかが重要 瀧﨑 単に人数や規模だけを追うのではなく、バーチャルの特性を活かして質の高い体験を提供することが大事ということですよね。そうすることで、企業側にもユーザー側にも双方にメリットが生まれるでしょう。とみねさんから見て、企業に提案してみたいことや、企
AIでは代替できない「人と繋がる体験の価値」 瀧﨑 今後、バーチャル上のコミュニティや空間がどう発展していくのかについて、とみねさん自身の見解や願望も含めてお伺いしてもよろしいでしょうか。 とみね メタバース内で活動するクリエイターの中には、音楽ライブやVTuber、アバター制作など様々なジャンルの
AIによる「同質化」をどう防ぐ? 博報堂があえて“脱コピペ仕様”にした、AI開発・活用の「3つのA」
博報堂DYホールディングス
博報堂テクノロジーズ
生成AIの活用が進む一方で、マーケティングの現場では「アウトプットが同質化する」「競合と似た企画になってしまう」という新たな課題が浮上している。AIに頼れば頼るほど、個性が失われていく──このジレンマをどう乗り越えればよいのか。「Human-Centered AI」を掲げる博報堂DYグループが出した答
効率化の先にある「人間中心」のAI哲学 MarkeZine編集部(以下、MZ) 博報堂DYグループでは、AI活用において「Human-Centered AI(人間中心のAI)」という哲学を掲げていらっしゃいます。まずはこの言葉に込められた思いと、グループ全体の方針についてお聞かせいただけますでしょうか
「その機能はいらない」と言われて気付いた、「自動化」の限界 MZ その思想を具現化するために、具体的にはどのような方針で実装を進めているのでしょうか? 中村 私たちは現在、「2つのA」というキーワードを掲げています。1つ目は「Automation(オートメーション:自動化)」です。業務が複雑化・高速
スター社員の思考をAI化。「細田AI」らが担うAugmentation(能力拡張)の実装 MZ AIと一緒に思考を深めるために、具体的にどのようなプロダクトを開発されているのですか。 中村 代表的なものとして、まず当社のスタープラナー・細田高広の思考回路をAI化した「細田AI」があります。一般的な生
あえて「脱コピペ仕様」に。エンジニアが込めた、思考停止させないためのUI/UX設計 MZ ここからはエンジニアの岸本さんに、こうした抽象的な概念をどうシステムに落とし込んでいったのかを伺います。「細田AI」などの開発において、特に意識された点はどこでしょうか。 岸本 GPT-3.5が登場した直後から
自販機前の雑談から生まれるアイデア。マーケター×エンジニアの「化学反応」 MZ 「人間中心」や「思考の拡張」といった抽象的な概念を、実際のシステムコードに落とし込むのは非常に難しい作業だと思います。マーケターとエンジニアの間で、どのように意思疎通や開発を進めているのでしょうか。 岸本 私
AIによる「同質化」を乗り越える。「正解」を「別解」に変える第3のA MZ プロダクト開発の面からも、人間の思考を止めない工夫がなされていることが理解できました。では、そうしたツールを手にする「人間側」には、これからの時代、何が求められることになるのでしょうか? 中村 結論から言えば、自分の中に「核
開催日|2026.3.11 14:00- 顧客体験とデータを「統合」する、次世代ロイヤルティマーケティング ~LINEミニアプリを武器に、他社を圧倒するパーソナライズ戦略~
【ハイブリッド開催】ヘルステックで変わる生活を紐解く「ヘルステック・クロストーク」 ~パナソニック「RizMo」と語る社会実装のヒント~
大広フェムテック・フェムケアラボは、フェムテックは一過性の流行ではなく、ヘルステックが日常に溶け込む「序章」と捉え、社会実装の具体的ヒントを共有する「ヘルステック・クロストーク」を始動。第1弾では、生活者から“お守りのような存在”と支持され多くの賞を受賞するパナソニック「Ri
ヒット習慣予報 vol.401『1.5人ライフ』
博報堂
こんにちは。ヒット習慣メーカーズの上利です。さて、みなさんは普段「ひとりで」どんなことをして、「だれかと」どんなことをしていますか?先週末の私は、「ひとりで」ミュージカルを見に行き、「友達と」ボードゲーム、タコスパーティーをしました。「おひとりさま」「一人○○」「ソロ活」といったものはすっかり浸透し
AI時代のブランディング ~ブランドは「印」から「命」へ。AIエージェントが変える生活者との新たな絆~
テクノロジーの進化によって、家電や車など生活を取り巻く全てのモノが新しい接点となり生活者が企業とつながる時代、AIエージェントが新たな生活者インターフェースとなりつつあります。そのような中、AI活用の目的は、従来の「効率化・自動化」を超えた新たなフェーズへと突入しています。 自律的に働くAIエージェン
サントリーが挑む“攻め”のブランドセーフティ 質と量を両立する「AaaS with DV」の威力
サントリーホールディングス
- 牧原 侑美氏
博報堂
コネクテッドTV(CTV)の普及に伴い、動画広告は企業のマーケティングに不可欠な存在となった。しかし、「リーチを優先すれば質が下がり、質を求めればCPM(インプレッション単価)が高騰する」というジレンマに頭を抱える担当者は多いのではないだろうか。この二律背反の課題に対し、博報堂のソリューションを活用
「量」と「質」を重視する、サントリーのプランニング戦略 MarkeZine編集部(以下、MZ) まずはサントリーのアルコールカテゴリーにおける、広告メディアプランニングの戦略と課題についてお伺いします。 牧原(サントリー) 当社ではアルコールカテゴリーに限らず、全体としてメディアROI(投資対効果)
「質」を求めればコストが上がる。動画広告につきまとう「二律背反」のジレンマ MZ そうした中、サントリーではこれまでどのような配信設計を行い、そこでどういった課題に直面されていたのでしょうか? 牧原(サントリー) 基本戦略として、ユーザーボリュームの多いYouTubeを優先的に選定し、最後まで見ても
AIが入札と配信面を最適化。サントリーの課題を打破した「AaaS with DV」 MZ サントリーが抱えていた課題に対し、博報堂からはどのような提案をされたのでしょうか? 瀬川(博報堂) サントリーさんとは以前から広告をとりまく様々な環境を踏まえ「リーチの質と量の向上」について議論を重ねてきました。今
ブランドセーフティを越えて「ブランドスータビリティ」へ MZ 従来の悪質・有害なコンテンツを除く「ブランドセーフティ」より、もう一歩踏み込んだ精査ができそうな機能ですね。 瀬川(博報堂) その通りです。私たちは単にマイナスをゼロにする「ブランドセーフティ(安全性)」に留まらず、そこからさらに認知やエ
単価抑制とブランドリフトに明確な成果。「攻め」のリスト配信が証明した実力 MZ 今回の検証内容を具体的に教えてください。 瀬川(博報堂) 広告需要が高まる繁忙期での本格実装を見据え、今回は2025年9月ごろから、通常配信・ホワイトリスト配信・ブラックリスト配信という3つのキャンペーンを並走して検証し
「枠」から「効果」へ。サントリーの事業成長を支えるAaaSの思想 MZ 今後、サントリーでは「AaaS with DV」をどのように活用していきたいとお考えですか? 牧原(サントリー) 今回の検証でホワイトリスト・ブラックリスト双方の特性を把握できたのは大きな収穫でした。今後は時期や目的に応じてこれらを
開催日|2026.03.05 14:00- AIクリエイティブ×視聴文脈で成果を最大化!動画広告の新戦略 ~「誰に」だけではなく「どの文脈で」届けるか~
データ・クリエイティブ対談【第17弾】 往年の人気ドラマをAIでリメイクする「どてらい」試み ゲスト:関西テレビ放送 駒井有紀子氏、田中健太氏
関西テレビ放送
- 駒井 有紀子
- 田中 健太
博報堂
広告ビジネスを越えたテクノロジーやデータ活用のあり方について対話する連載「データ・クリエイティブ対談」。今回は、1970年代に人気を集めた連続ドラマ『どてらい男(やつ)』の失われた映像を動画生成AIでリメイクするプロジェクトについて、関西テレビでコンテンツビジネスを手掛けるお二人と語り合いました。駒
奇跡的に発見された録画テープ 篠田 駒井さんと田中さんのお二人は、現在、関西テレビのコンテンツビジネス局に所属されています。この部署はどのような仕事を担われているのですか。 駒井 放送番組のマルチ展開から、IP、アニメ、グッズ、国内外配信など多様なコンテンツで収益を生み出し、ビジネスになるものなら何
「メタファー」によってAIにイメージを伝える 篠田 僕は最初の段階でお声がけをいただいて、プロジェクトに参加させていただきました。当初は、失われている回を丸まる新たにつくれないかという話でしたが、いきなり1話およそ45分という長尺の映像をつくるのは難しいので、まずは1分くらいの短いプロモーションフィ
ドラマ台本のベースをAIで生成する試み 篠田 関西テレビの皆さんは、日頃の業務で生成AIを活用される機会はあるのでしょうか。 田中 制作現場でAIを使うケースは増えてきていると思いますが、全体としてはまだ少ないのかなと思います。僕自身は、篠田さんとプロジェクトをご一緒するようになってから積極的にAI
AI活用の「前提」をつくる地道な取り組み 篠田 話を『どてらい男』に戻したいと思います。以前、駒井さんから伺ってすごいなと思ったのですが、このコンテンツを新たに展開するに当たって、15年くらい前から権利処理を進めてこられたそうですね。 駒井 当時の契約書などは一切残っていないので、全話のエンドロール


