マーケッターの意思決定を支援するMMMサービスm-Quad
現場マーケッターの意思決定を支援する新しい形のMMM(マーケティング・ミックス・モデリング)サービス
サービス概要
マーケティングの投資配分最適化と、その先のマネジメントまでを継続的にサポート
- 多くのマーケティング責任者にとって重要な意思決定テーマである「マーケティング投資をいかに適切に設定し、各施策に配分するべきか」に対して、MMM(マーケティング・ミックス・モデリング)という手法が改めて注目されています。
- MMMでは、広告・店頭販促・価格施策・季節性などの各要因が、ブランド・商品の売上においてどの程度のインパクトを及ぼすのかを、「各要因を示す量的時系列データ」と「要因間の関係を表現する数理モデリング」を両輪として定量的に分析します。
- 博報堂DYグループでは、「MMMとは、一回限りの分析&マーケティング投資配分最適化にとどまらず、変化する市場環境下において継続的なビジネス成長を続けるためのマネジメントプラットフォームであるべき」という考えから、“Management”の視座も込めたm-Quad(エムクワッド=Mの4乗の意味)というMMMサービスを提供しています。
サービス特長
①「構造型モデリング」という手法を使い、複雑なマーケティング構造を把握します。
- 従来のMMMの多くは各要因が売上に直接影響を及ぼす単一刺激型モデルですが、 m-Quadでは、テレビや新聞などの広告活動だけではなく、店頭販促や価格施策、競合動向などマーケティングに関わる様々な要因の複雑な関係性を定式化できる「構造型モデリング」を採用しています。
- 「構造型モデリング」を採用することで、KPI指標も要因として織り込んだマーケティング構造を緻密に分析することが可能となります。
②「ベイズ推定」を導入し、より現場感覚に近いモデルを構築します。
- 最近、マーケティングの分野でも活用機会が増えている「ベイズ推定」を適切に導入することで、観測データのみに頼るのではなく、営業&マーケティング現場が蓄積してきた長年の経験や感覚要素も織り込みながら、より現実的なモデルを構築していきます。
③「状態空間モデル」を活用することで、マーケティング効果の変遷を把握することが可能です。
- 広告の効率変化や、ブランドの成長や衰退など、経時的に変化するマーケティングの効果指標を、「状態空間モデル」という手法を活用し定量的に把握していきます。
- 具体的には、「TVCM素材の“ヘタリ”の把握」 や「TVCM表現切換えに伴う効率変化」などを精緻に推定することにより、投資最適化に加えて、日々のマーケティング・マネジメント上の意思決定においても活用が可能です。
- 広告短期効果だけでなく、中長期効果の視点も加味した分析も可能です。
④専門チームを設置し、継続的・現実的な視点でクライアント様を支援します。
- クライアント様ごとに最適な体制にて専門チームを設置します。
- 専門チーム中心に上記の手法を活用し、従来のMMMのような「1回限りの分析・報告・最適化支援」で終わるのではなく、「継続的にクライアント様と課題を発見・共有する仕組み構築」を行い、状況に合わせた分析とそれに基づいた具体的な施策の提案を継続的に実施していきます。
- ブラックボックスになりがちな分析プロセスも、定例ミーティングの中で都度クライアント様の疑問点を解消しながらオープンな形でプロジェクトを進行していきます。
こんなときにおすすめ
- 部門間で分散されている各種マーケティングデータを統合し、4P(マーケティングミックス)視点で売上の要因やマーケティングROIを科学的に紐解き把握したい。
- 科学的・客観的なモデルを活用したマーケティングシナリオの評価を行ない、事業レベルの意思決定を行ないたい。
- 科学的・客観的なモデルを活用し、定量的な視点に基づくマーケティング予算配分の意思決定や売上予測シミュレーションを実施したい。
- ブランド間のマーケティング投資配分を適正にすることで、自社ブランドポートフォリオの最適化を図りたい。
- 各ブランドの投資判断基準が統一されておらず、科学的・客観的なモデルを活用して会社全体で統一した判断基準を持ちたい。
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博報堂DYホールディングス
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博報堂DYメディアパートナーズ
構造モデリングなどを用いて現場マーケッターの意思決定を支援する 新しい形のMMM(Marketing Mix Modeling)サービス