企業がイノベーションを起こすには、外部の視点が必要だ【アドテック東京2018レポート】
博報堂DYメディアパートナーズ 常務執行役員 三神正樹とアメリカン・エキスプレス・インターナショナル, Inc. 個人事業部門デジタルマーケティング副社長 友松重之氏がスピーカーを、Upfront VenturesのパートナーであるWes Nichols氏がモデレーターを務めました。
- Wes
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Wes Nicholsです。UberやAirbnb、Google/Facebookなど、テクノロジーを使って新しいビジネスをスタートした企業が、旧来のビジネスのルールを変革しています。こういったイノベーションが起きている状況において、企業はどのように備えるか、今日は皆さんとお話したいと思います。
- 三神
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博報堂DYメディアパートナーズの三神です。Wesとは彼が創業したMarketShareという会社とは共同のプロジェクトに取り組んだ経験があるので、長い付き合いになります。その時のMarketShareの日本の責任者が友松さんでした。友松さんとも今日久しぶりに再会しました。
- 友松
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アメリカン・エキスプレス・インターナショナル, Inc.の友松です。いまご紹介いただいた通り前職はMarketShareでアジア代表を務めていました。私は電通Y&R、ジョンソン・エンド・ジョンソン、日本コカ・コーラ、GEなどでマーケティングやテクノロジーを担当しました。
- Wes
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では今日のテーマについてです。過去に大きな成功をした企業が、そのビジネスの内容を変えていくのがいかに難しいかをよく感じます。皆さんはどうですか。
- 三神
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特に日本企業は困難に直面していると思います。一つの大きな理由は、過去50~60年で日本企業が世界でも例をみないほどの成功を収めたことです。これがそのまま、変化することの難しさに繋がっていると思います。
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株式会社 博報堂DYメディアパートナーズ 常務執行役員1982年博報堂入社。IT部門、事業・プロモーション領域を経て、96年日本の広告会社初のインターネット専任組織「博報堂電脳体」設立に関与。以降、統合マーケティングやデータドリブンマーケティング等を実践、デジタル分野を牽引。2010年博報堂執行役員。11年博報堂DYメディアパートナーズi-メディア領域担当執行役員。 16年博報堂、博報堂DYメディアパートナーズ常務執行役員兼任。18年博報堂DYメディアパートナーズ常務執行役員、CISO兼イノベーションセンター担当(現職)。 「カンヌライオンズ国際クリエイティビティ・フェスティバル」にて13年メディアライオン、16年イノベーション部門の審査員を務める。
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友松 重之アメリカン・エキスプレス・インターナショナル, Inc. 個人事業部門 デジタルマーケティング 副社長電通Y&Rでキャリアをスタートし、その後J&J、日本コカ・コーラ、GEでブランドマーケティング職に従事。ヤフージャパンでのマーケティング本部長を経て、マーケティング投資分析コンサルティングで世界有数の米MarketShare社 アジア代表を務める。2016年5月 アメリカン・エキスプレスへ入社し現職に着任。デジタルでの新規カード会員獲得、テクノロジー開発の責任を持つ職責を担う。 米国でのマーケティングMBA。ブランドマーケティング、Webマーケティング、データ分析などにおける幅広い知識と経験、国内外の広範な人的ネットワークを有する。
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ウェス・ニコルスUpfront Ventures Board PartnerMarketShare創設者兼CEO。3つの公開企業と3社の民間企業のボードディレクターであり、米国最大のVC会社の1つであるUpfront Venturesのボードパートナー。