AI技術を活用した発想支援クラウドサービス 「AIブレストスパーク」
「AIブレストスパーク」は博報堂とTIS株式会社が共同で開発した、AI技術を用いて企業の企画づくりやアイデア出しを支援するクラウドサービスです。この「AIブレストスパーク」には、博報堂オリジナルの発想支援メソッドを搭載しています。
一般的に企画立案の最初のプロセスは、さまざまな視点を模索する「切り口探し」です。人は全方位で考えたつもりでも、どうしても自己の興味や限界に縛られてしまい、部分的に終わりがちです。「AIブレストスパーク」であれば、切り口は全方位360°フラットで、人力では不可能な量のアイデアをアウトプットすることができます。このように、発想を何倍にも拡散させ、「楽しい混沌」を生み、ブレスト会議を飛躍的に活性化させることが可能です。
博報堂は、発想支援メソッドのノウハウを提供し、システム設計および販売・運営に関してはTISが担当いたします。
「AIブレストスパーク」は、2019年7月1日に有料版の発売を予定しており、6月中は無料体験版をお試しいただけます。
新商品開発やコンセプトメイク時のアイデア出し、企画づくりに悩むすべての企業の方々に向けて、ブレストや企画会議をする時に不可欠となるインフラを目指し、さらなる機能拡充をしてまいります。
<博報堂発想支援メソッドとは>
新しい価値を発見したり、従来の延長線上にないような答えにたどり着くために、博報堂のクリエイティブの打ち合わせ現場で実践されているコツを抽出したものです。博報堂のクリエイターが最初に学ぶ発想の ABC であり、クリエイティビティの基礎となるノウハウです。これを、だれもが簡単に再現できるよう設計したのが「AI ブレストスパーク」です。鉄則を基に、5つの機能を備えました。
<鉄則:拡散と混沌なくして、跳躍なし>
混沌が起きるほどアイデアを拡散しなければ、新しい答えにはたどり着かない。混沌が起きないということは、従来の発想にとどまっている証拠。質の前に量です。限界まで広げて脳内にカオスを作ることが、跳躍への入り口です。人間にはできない大量出力で、企画を支援します。
<機能とメソッド>
①ひらめきマップ
自分では思いつかないコトバの海に飛び込む。
情報空間全体を 360°フラットに俯瞰することは、人間にはできません。AI ブレストスパークなら、入力したキーワードに共起する関連語を瞬時に表示し、取り巻く市場や生活者に関する情報・ヒントを大量に提供できます。脳内を気になるワード/フレーズで充満させることがひらめきの土台です。
②ブレストアイデア
コトバとコトバを、意外接着する。
コトバはすべて概念の塊です。ひらめきマップやテンプレートのコトバとコトバをランダム結合することで、新しい概念をほぼ無数に生成。予想外の新しい切り口を続々浴びることで、思考の枠が揺さぶられ発想がジャンプし始めます。意外な結合が生む新しい価値に着目を。
③ノート
白紙に収集し、島分けする、俯瞰する。
少しでも気になったコトバやブレストアイデアは、どんどんドラッグし保存する。思いついたこともテキスト機能で書き留める。全画面表示で、採集した言葉を、島分けし俯瞰すると、自分の思わぬ指向・偏りに気づきます。考える余地=新たな可能性が見えてきます。
④他人アタマで考える <7 月実装>
こんなとき、○○だったらどう考える?
作詞家アタマ、主婦アタマ、ビジネスアタマ。行き詰った時には、他人のアタマを借りると、自分の限界を超えることができます。自分にはない着眼点に立つことで、商品やサービスの隠れたメリットや存在意義を発見できるのです。
⑤連続刺激モード <7 月実装>
すべての刺激に、「あるかも!」スタンスで反応する。
ブレストで、煮詰まり沈黙が続くようなときに効果的です。ブレストアイデアのワード 1 行ずつ画面いっぱいに連続表示し、発想を刺激します。有能なブレインストーマーが、一人あらわれた気分。直観による判断が要請され、右脳的ジャンプを強制触発します。
なお、2019 年7 月12 日(金)に、博報堂マーケティングスクールにおいて「“創造” と “効率” を両立する『博報堂の発想プロセス革命』」と題し、発想力強化についてのセミナーを実施いたします。「AI ブレストスパーク」についても解説します。
詳細・お申し込みは、下記URL からご確認いただけます。
博報堂マーケティングスクール事務局
info.marketing@hakuhodo.co.jp
https://www.hakuhodo.co.jp/marketingschool/course/57886
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