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ブロックチェーン技術を活用した デジタルコンテンツの著作権保護サービス「C-Guardian」
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ブロックチェーン技術を活用した デジタルコンテンツの著作権保護サービス「C-Guardian」

「C-Guardian(シー・ガーディアン)」はブロックチェーン技術を活用して、デジタルコンテンツの著作権を管理し、著作権侵害から保護するサービスです。博報堂が発足した「HAKUHODO Blockchain Initiative」(博報堂ブロックチェーン・イニシアティブ)が、ケンタウロスワークスおよび原本と共同で開発しました。

デジタル化の進展やスマートデバイスの普及により、コンテンツが広く生活者に届けられるようになりました。一方で、価値あるコンテンツがデジタル上で違法に転載される著作権侵害が社会問題になっており、今後コンテンツ市場が健全に拡大していくためにも、デジタルコンテンツの著作権を適切に保護することが求められています。

「C-Guardian」は、ブロックチェーン技術の特徴を応用し、デジタルコンテンツの著作権を管理・保護するサービスです。コンテンツをWebサイトに公開するとブロックチェーン上に著作物(テキスト、画像、動画)の情報が記録されます。機械学習技術を用いて、著作物と類似するコンテンツがインターネット上に掲載されていないか常時探索し、著作権を侵害しているWebサイトを発見すると、当該サイトおよびコンテンツの情報をブロックチェーン上に記録、証拠として保全されます。今まで人の手では困難だったインターネット上の膨大なコンテンツの分析、記録、証拠化を実現することで、違法なサイトへの迅速な対応が可能となり、適切に著作物を保護します。
なお本サービスは、2020年2月に共同で発足したコンソーシアム「Japan Contents Blockchain Initiative※」が運営するブロックチェーンプラットフォーム上で稼働を開始しました。

博報堂は今後も、「Japan Contents Blockchain Initiative」に参画する企業や、法曹界、コンテンツ業界の専門家と連携して、著作権侵害の実態調査や保護を目的としたサービスの開発を進めると共に、著作権に関する啓発活動も行ってまいります。著作権の保護を推進し、コンテンツ市場の健全な拡大を図ることで、コンテンツ業界の更なる発展に寄与することを目指します。

※Japan Contents Blockchain Initiative(ジャパン・コンテンツ・ブロックチェーン・イニシアティブ)
ブロックチェーン技術を活用して日本のコンテンツの著作権保護を目指す、自律分散型ブロックチェーンコンソーシアム。今年2月に発足。
(参考:2020年2月12日付ニュースリリース

■サービス概要図

■「C-Guardian」の画面イメージ

 
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