アーティストの生の言葉を届ける。音声配信サービス「Artistspoken」5周年の現在地と未来
株式会社玄石
- 石井 玄 氏
メディアの多様化が進む今。一人ひとりのユーザーの心をつかみ、深く響くコンテンツの生み出し方、その届け方もまた多様化しています。メディア企業に限らず、事業会社を含めて多くの企業が事業運営の一環として“コンテンツ”の提供に取り組む中、博報堂もこのテーマを模索しています。2025年
多種多様なジャンルのアーティストが参加する「Artistspoken」――「Artistspoken」は、2025年9月で5周年を迎えましたね。現在、何名くらいが参加されているんですか? 井上 現在約40ジャンル、200名以上のアーティストが参加してくださっています。アプリダウンロード数は25万を超
自分の言葉を直接聴いてもらうことが大事――ラジオのような音声コンテンツは無料だという認識が一般的だったからこそ、当初は苦労したのではないですか? 井上 その通りです。批判も受けながら、参加アーティストとリスナーの双方に「音声を有料で聴く」というカルチャーを理解していただくところからのスタートでした。
「好きな人の音声」が、推し活コンテンツの最上級――好きだから応援する、“推し活”の盛り上がりも後押しになっていますか? 石井 それもあると思います。そもそも、自分が好きな人や番組を応援するというモチベーションは、昔からあります。ラジオの場合、どうしても無料ベースなので投げ銭的
アーティストもリスナーも楽しめる“場”づくり――では、目標としているところをうかがえますか? ジャンルの数や、売上など……。 井上 ジャンルについては、数自体を追っているわけではありません。サービスの充実によって、今の40が結果的に50になっていく
価値観が明確なアーティストの発信が届くことの意義――リスナーを増やす観点で、今後の課題や取り組みなどはありますか? 桂田 冒頭で紹介いただいたイベントなども、リスナーを増やす一環ですが、以前からある課題は「音声コンテンツを楽しむ人は人口の10分の1くらいなのでは」ということです。1.2億人いても、ラ
【NewsPicks CIO JAM】博報堂登壇!9/17(水)15:00~「生活者データ」を基盤とするデマンドチェーン変革とは?
ヒット習慣予報 vol.378『エバーウェア』
博報堂
こんにちは。ヒット習慣メーカーズ メンバーの宮崎です。クローゼットを開けると、「着たい服はあるのに、なぜか新しい服を探してしまう」──そんな経験はありませんか? 私もつい流行のアイテムに惹かれることがありますが、振り返ってみると、長く着続けているお気に入りの服ほど思い出が詰まっていて、大切に感じられるこ
マーケティングシステムの今~マーケティング&ITの実務家集団が語る事業グロースへのヒント【vol.9】組織をつなぎ、課題を解決する─プロダクトマネージャー(PdM)の役割と価値とは?
博報堂
マーケティング活動において、データとテクノロジーが果たす役割は年々高まっています。データ基盤整備やCDP(カスタマーデータプラットフォーム)活用、マーケティングオートメーション、AI活用といった言葉は、もはや特別なものではなくなりました。一方で、それらを「実際の事業成長」に結びつけられている企業は、
PdMが「なぜ今求められているのか」多くの企業では、組織横断機能としては「デジタル技術やデータの活用を通じて、企業の業務やビジネスモデルそのものを変革し、競争力を高めること」を目的にDX部門が設立されるのですが、実際にはIT導入や業務効率化支援にとどまってしまうことが多く、企業全体の持続的成長のエン
PdMの役割と現場業務との目線合わせが重要なポイント一般的にあげられるPdMの役割は、「Development(商品開発)」「User(顧客体験)」「Business(業務)」の交差点に立ち、プロダクトの成果の最大化というゴールのために各部門をリードすることです。しかし実際に大手メーカーで支援を推進
PdMを担うために必用なスキルとマインドセット企業全体における戦略立案、市場分析、収益モデル設計、顧客・UX体験設計、またそれに伴う業務・システムを理解したいところですが、全てを理解することは現実的になかなか難しいかと思います。上記の知見を持ちつつも、特に必要なスキルは、ステークホルダーを巻き込むた
組織横断でのPDCAサイクル業務を固めたら、プロセスを自動化して更にビジネスを加速させるPdMの機能を組成した場合、ステークホルダー含め少なからず業務負荷が高まります。そのため、業務負荷低減に向けてPdMが中心となって業務を自動化していく必要があります。一般的な自動化事例は下記の通りです。・主要KP
博報堂マーシス局が提供できる価値博報堂がPdMの新規組成支援をすることで、生活者視点に基づくインサイト発掘や商品戦略・ブランド戦略、データに基づいたマーケティング戦略、生活者とのコミュニケーション設計は勿論、それらを各企業の業務に落とし込み、内製化するところまで支援することが出来ます。業務支援にとど
Veoと Imagenで広がるショートアニメ / CM 制作の可能性 ─ Google Cloud Next Tokyo 25より
アンドデジタル
メディアエンジン
2025年8月5日(火) 、6日(水) 東京ビッグサイトにてGoogle Cloudの旗艦イベントであるGoogle Cloud Next Tokyo 25が開催されました。本稿では、ソウルドアウトのグループ会社であるアンドデジタル執行役員 CTO 岡村 悠久 と、メディアエンジン執行役員 COO 白井 圭太が登壇したブレイク
1. 生成AIが変えるアニメ制作の現場白井 圭太メディアエンジン執行役員 COO 生成AIによって、アニメやCM制作の現場は大きく変わろうとしています。今後、クリエイティブの在り方や制作プロセスはさらに大きく変わっていくと考えており、本日は、そうした変化に向けて私たちが取り組んでいる事例として、生成AIを活
2. ショートドラマアプリと新たなマネタイズの潮流このように、実際にコンテンツ自体は誰でもつくれる世界になってきた実感がありますが、コンテンツのマネタイズについてもお話させていただきます。近年、海外で流行っているショートドラマをご存じでしょうか。特に中国やアメリカでは、漫画アプリのように楽しめる1話課
3. CM制作の工程をAIで再構築する挑戦岡村 悠久アンドデジタル執行役員 CTO私はAIクリエイターとしても活動している立場から、最初に、AI活用に関するクリエイティブ現場の課題感をお話できればと思います。最近は社内外から、AIを使えばもっと早く、もっと高品質に、もっと安く動画をつくれるのでは?といった
4. 画像・映像生成の工夫と安全運用次に、このシステム開発で工夫したポイントを紹介します。まず1つ目は「コンテンツの一貫性」です。AIを活用したクリエイティブで制作では、コンテンツ全体に一貫性を持たせることが難しく、開発の初期段階では、シーンごとに出てくる登場人物が別人になってしまったり、部屋の雰囲気
5. 今後の展望最後に今後の展望及び課題についてお話しさせていただきます。1つ目は「AIクリエイターとシステムギャップを埋めること」です。現状、このシステムはまだAIクリエイターには及ばず、システムが生成する映像と、AIクリエイターが制作する映像の間には大きな差があると感じています。さらにAIは週単位
【MarkeZine Day 2025 Autumn】博報堂DYグループ独自の新規事業開発コンサルティング~AIとクリエイティビティで「ロジックの壁」を突破する手法~
【MarkeZine Day 2025 Autumn】AI時代にブランドが考えるべき5つのこと - BRAND AS AN AGENT
9/9(火)Hakuhodo DY ONE/タービン・インタラクティブ共催|価格競争からの脱却!BtoB企業が「選ばれ続ける理由」を築く戦略的ブランディング
生成AI時代のメディアの未来① 【対談】メディアがつくる「信頼される空間」への新たな一歩
東洋経済新報社
- 松下 智彦
博報堂
インターネット広告がメディアビジネスにおいて主流となってきたいま、メディアはいかに、生活者に信頼され安心してもらえる“健全なインターネット空間”を生み出すことができるのか。JIAAの2025年「インターネット広告に関するユーザー意識調査」に委員会メンバーとして携わった博報堂 グ
インターネットメディアと広告の相互影響が増している 新美 まずは、現在のインターネット空間についての概要をデータと共に紹介させてください。 博報堂のメディア環境研究所が行ったメディア定点調査の結果を見ると、パソコン、タブレット、携帯電話/スマートフォンを合算したデジタル、すなわちインターネットの接触
生成AI時代のメディアの“人感”と生活者の“熱量” 新美 健全性という意味で、昨今インターネット空間に大きな影響力を持つのが生成AIです。JIAAの調査結果でも、「生成AIを活用した広告に抵抗がある」という人が多く、抵抗がない人は2割ほどであることがわ
課題解決の鍵を握るのは業界横断でのプレイヤーの連携 新美 博報堂 メディア環境研究所が実施しているメディア定点調査では今年、「世の中の情報の発信元は、SNSなどのネットメディアだと思う」がテレビ、ラジオなどのマスメディアを上回りました。「新聞社、テレビ局といったメディアという存在にはシンパシーがない年
ヒット習慣予報 vol.377『スペクトラム思考』
博報堂
こんにちは、ヒット習慣メーカーズの中村です。突然ですが、皆さんは骨格診断・パーソナルカラー診断・MBTI性格診断などのタイプ診断を受けたことはありますか?このようなタイプ診断は、2023年頃から大きく注目されるようになりました。しかし、その急速な盛り上がりの反動もあり注目度は落ち着く傾向で、むしろ最