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データ・クリエイティブ対談【第17弾】 往年の人気ドラマをAIでリメイクする「どてらい」試み ゲスト:関西テレビ放送 駒井有紀子氏、田中健太氏

関西テレビ放送

  • 駒井 有紀子
  • 田中 健太

博報堂

広告ビジネスを越えたテクノロジーやデータ活用のあり方について対話する連載「データ・クリエイティブ対談」。今回は、1970年代に人気を集めた連続ドラマ『どてらい男(やつ)』の失われた映像を動画生成AIでリメイクするプロジェクトについて、関西テレビでコンテンツビジネスを手掛けるお二人と語り合いました。駒

奇跡的に発見された録画テープ 篠田 駒井さんと田中さんのお二人は、現在、関西テレビのコンテンツビジネス局に所属されています。この部署はどのような仕事を担われているのですか。 駒井 放送番組のマルチ展開から、IP、アニメ、グッズ、国内外配信など多様なコンテンツで収益を生み出し、ビジネスになるものなら何

「メタファー」によってAIにイメージを伝える 篠田 僕は最初の段階でお声がけをいただいて、プロジェクトに参加させていただきました。当初は、失われている回を丸まる新たにつくれないかという話でしたが、いきなり1話およそ45分という長尺の映像をつくるのは難しいので、まずは1分くらいの短いプロモーションフィ

ドラマ台本のベースをAIで生成する試み 篠田 関西テレビの皆さんは、日頃の業務で生成AIを活用される機会はあるのでしょうか。 田中 制作現場でAIを使うケースは増えてきていると思いますが、全体としてはまだ少ないのかなと思います。僕自身は、篠田さんとプロジェクトをご一緒するようになってから積極的にAI

AI活用の「前提」をつくる地道な取り組み 篠田 話を『どてらい男』に戻したいと思います。以前、駒井さんから伺ってすごいなと思ったのですが、このコンテンツを新たに展開するに当たって、15年くらい前から権利処理を進めてこられたそうですね。 駒井 当時の契約書などは一切残っていないので、全話のエンドロール

ヒット習慣予報 vol.400『アプレ時間』

博報堂

こんにちは。ヒット習慣メーカーズの佐藤諒平です。当記事で、ヒット習慣予報はちょうど400回!いつも読んでくださっている方、たまたま今回読んでくださった方、みなさまありがとうございます。そして、これからもよろしくお願いします!・・・などと言いつつ、私なんぞは担当したのはまだそのうちの10回&helli

CES2026をメ環研はどう見たか?【中編】 行動するAIがやってきた!

博報堂

前編で述べたように、「AI Everywhere」にくわえて、「AI for Everyone」や「AI Everything」という言葉も目についたCES2026。AIはもはやそれ単体を語るべき『新機能』ではなく、空気のようにどこにでも存在し(Everywhere)、誰もがその恩恵を享受でき(Everyo

■ロボットが家事や産業の「現場労働」担う時代へCES2026で来場者の視線を釘付けにしたのは、人のような形をした「ヒューマノイド」ロボットの存在でした。ボクシングのスパーリングや複雑なダンスを披露するデモは即座に拡散され、ロボットの身体制御が一段階上がったことを印象づけました。だが、より興味深いのは

■日常の疑問、記録、外国語翻訳にAIスマートグラスが応えるさらにCES2026で大きく進歩したものの一つが「スマートグラス」です。従来も展示はありましたが、日常装着には大きく重く、実用を阻む要素が多い印象でした。今回は見た目も通常のメガネに近づき、軽量で、AIと常時接続されることで日常的に使いやすく

■日常会話の記録機器で始まる「記憶の外部化」スマートグラスと並んで目立ったのが、私たちの「記憶」を補完するデバイス群でした。会議の文字起こしや要約は以前からあったが、今回は「一日のさまざまな局面」で必要に応じて気軽に記録する方向へと形が多様化していました。特に「仕事における脳の拡張」という文脈で注目

■「デジタルツイン」へと進化するパーソナルAI(LENOVOのプレゼンテーションで紹介されたProject Maxwell) さらにLenovoのキーノートで会場を驚かせたのが、傘下モトローラ社のコンセプトデバイス「Project Maxwell」です。ネックレスやピンのように身につけるウェアラブルな「A

■ヘルスケアはAI駆動の「ロンジビティ(長寿化)」へ記憶や認知がAIに支えられる未来が見え始める中、私たちの「肉体」もまたAIによって24時間守られる時代が近づいています。今回のCES2026では、単なる測定を超えて、本人が気づかない変化をAIが先回りして捉え、アドバイスを行い、健康寿命を延ばす「ロ

■心は表情豊かなAIバーチャルヒューマンに癒される身体の健康は、このようにAIで支えられる未来が見えてきました。では精神面はどう支えられるのでしょうか。CES2026では、AIがまるで人間のように表情豊かに実装され、生活者に寄り添う方向も見え始めていました。言葉と表情が連動するリアリティを実現する「

■始まるAIプロダクトの「使われやすさ」競争さてここまでCES2026での取材したプロダクトを通じて、人々が今後どのようにAIを使い、頼るようになるのかその実装の在り方を紹介してきました。生活ではヒューマノイドが家庭に入り、家事労働の負担は減少。AIスマートグラスで言語を超えた交流や視野に入るものの

日本の音声プラットフォーマー「radiko」が描く挑戦と「Unity」のビジョン~共に作る音声メディアの未来~

株式会社radiko

  • 池田 卓生
  • 嶋 裕司

博報堂

日本の音声メディアの中核を担う音声プラットフォームの一つであるradiko。radikoが新たに掲げるビジョンUnity(ユニティ)とは何か、また音声メディア領域においてradikoはどんな未来を見据えているのか。テレビラジオビジネス局の千代反田繁が、株式会社radiko代表取締役の池田卓生氏、同取

radikoが掲げる「Unity」というビジョンとは? 千代反田 音声メディア市場の成長を牽引するradikoが、新たな挑戦に臨もうとしています。 ユーザー拡大への取り組みや今、急成長するオーディオアドについて、また日本を代表する音声メディアのインフラの顔となるradikoがどんな未来を見据えている

radiko audio Ad(ラジコオーディオアド)による広告収入のグロース戦略とは 嶋 いま、「“枠”から“人”へ」と広告の考え方がシフトしており、radikoもデータに基づいて人にターゲティングをする広告商品となっています。その結果2025年の上期は

拡大する音声広告市場のなかで、より多くの取り組みをradikoと博報堂で作っていく。 千代反田 博報堂とラジオ99局は長年、強固なパートナーシップに支えられ、多くの広告主の番組やCM、そしてブランドやサービスローンチ時のキャンペーンで選ばれるメディアとしてともに、歩んできました。今回のテーマでもあり

「AI-POWERED CREATIVITY: AIと、価値ある未来をデザインする」─Advertising Week Asia 2025より

音楽プロデューサー

  • 松任谷 正隆

博報堂DYホールディングス

PIVOT株式会社

  • 佐々木 紀彦

2025年12月2日(火)~4日(木)、シェラトン都ホテル東京にて、世界的なマーケティングイベントのアジア版である「アドバタイジングウィーク・アジア2025」が開催されました。記念すべきAWA10周年でもある今回、AI活用により新時代を迎えつつある広告業界にとって本質的で刺激的なさまざまなコンテンツ

■キーノートスピーチ博報堂DYグループが掲げる「AI-POWERED CREATIVITY」とは 西山 私たちの根底にはHuman-Centered AI、人間中心の AI という哲学があります。北米ではAI の投資の拡大を背景に大規模なレイオフが続く中で、私たちは今分岐点に立たされています。人間はAI に使わ

■パネルディスカッション「無知」は最強の武器。AIとのセッションで蘇るクリエイティブの初期衝動 佐々木 ここからはゲストに松任谷正隆さんを迎えたパネルディスカッションです。 松任谷さんは2025年11月18日に発売された、AI による歌声合成技術を活用した松任谷由実さんのアルバム『Wormhole(ワ

数値化できない「ゆらぎ」——AIと人間の決定的な差 西山 無知=真っ白な状態のときは、周りの環境や情報が大事になってきますよね。素晴らしい環境や人、音楽などに触れたときに、自分の創作意欲が掻き立てられるといったことはあると思うんです。環境という意味では、松任谷さんが音楽制作を

効率化を超えて——人間の身体性や内発的動機(アスピレーション)とAI活用 佐々木 企業経営の面では AIを使うことについてどんなことが言えますか。 西山 結局、エンターテインメントにおいても企業においても、AI と身体性の区分、あるいはその連携が大事だと思います。弊社も優秀なクリ

資産運用を当たり前へ。日本には、いま何が必要か? ターングループ×HAKUHODO Fintex Base(連載:フィンテックが変える生活者体験 Vol.14)

博報堂

ターングループ株式会社

  • グールド ニコラス

「人生100年時代」と言われる中、日本政府は新NISAを開始するなど、資産運用立国を目指す取り組みを進めています。それに併せて、高校教育における「資産運用」の必修化など、金融リテラシー向上の機運も高まっています。生成AIなど、金融に関する学習に役立つテクノロジーも急速に進化してきました。ターングルー

個人投資家の力になりたいと考え、事業を開始 山本 まずは自己紹介をお願いいたします。 グールド 私は、オーストラリアで生まれ、大学では経済学を勉強しました。卒業後は投資銀行に勤め、オーストラリアのシドニーとイギリスのロンドンで11年間、機関投資家向けのビジネスを経験しました。その間、出張で日本によく

投資を始めるための手続きからサポートする 山本 ターングループで取り組まれている事業について教えてください。 グールド BtoCとBtoBで事業を展開しています。BtoC事業では、個人向けに金融リテラシーを向上させるアプリを開発しています。アプリを使うことで、安全な環境で金融市場について学び、実践経

銀行や証券会社を自分で立ち上げたい 山本 とても面白いアプリですね。投資をしたいと思っても、何の手続きから始めたら良いかが分からない、という人は多いと思います。アプリではマネタイズについてどのようにお考えですか。 グールド マネタイズの方法はいくつかあるのですが、今の時点ではまだ大きなビジネスに繋げ

友人とお金の話をして欲しい 山本 一般的な話に移りますが、日本の金融教育の状況についてどう見られていますか。 グールド コロナ禍を経て、投資に興味を持つ人が増え、良い状況に変わって来ていると感じます。動画サイトでも、テレビ番組と同じレベルの金融教育コンテンツを気軽に見られるようになりました。ただし、

生成AIは有用だが、人間の判断との組み合わせが欠かせない 山本 ターングループのアプリには、AIが資産運用を支援する「AIコーチ」の機能があります。他の金融系サービスにおいてもAIを使った様々な機能が搭載されるようになってきました。生成AIをはじめ急速に進化するAIは、金融や資産運用にどのようなイン

万博レガシーを社会実装する異業種3社の挑戦。「医療の手前」にある新たなヘルスケア市場を切り拓く(前編)

BIPROGY株式会社

  • 三宅 裕昭

西日本旅客鉄道

  • 畑 康介

博報堂

半年間の会期を経て閉幕した大阪・関西万博の大阪ヘルスケアパビリオンでは、「カラダ測定ポッド」による未来のヘルスケア体験が提供されました。日常にヘルスケアが溶け込んだ社会の実現を見据え、大阪ヘルスケアパビリオンにおける体験を継続的に提供していくために博報堂、BIPROGY、JR西日本3社で構成される「

万博レガシーの社会実装へ。PHRコネクト共同企業体の挑戦── はじめに、皆様の自己紹介をお願いします。 岩宮 私は博報堂の関西支社でマーケットデザインビジネス推進局に所属しており、ビジネスデザイナーとして事業創出におけるコンサルティングやビジネス設計を担当しています。今回のプロジェクトでは「PHRコネ

パビリオン展示を引き継ぎ、各企業のシナジーで新しい価値を生み出す── 異業種の3社が「PHRコネクト共同企業体」を構成し、今回の事業に取り組むことに至った経緯についてお聞かせください。 三宅 元々BIPROGYでは、医療業界向けに病院の電子カルテシステムなどを提供していましたが、5~6年前から、個人の

「医療の手前のヘルスケア」に見出した生活者のインサイト── 大阪ヘルスケアパビリオンで展示した「カラダ測定ポッド」の反響はいかがでしたか。 三宅 「カラダ測定ポッド」では心血管、筋骨格、髪、肌、歯、目、脳の7項目の健康データを測定できるのですが、当初は世の中的にも、健康予防領域でのデータ利活用に対して

LINEヤフーとの協業で始動した「Butterfly project」。データ活用で見えてきた適材適所のタレントキャスティング

LINE株式会社

  • 湯川 小春氏

博報堂とLINEヤフーは、両社の保有するデータを掛け合わせたフルファネルマーケティングの強化を目的に、2025年7月31日に協業を発表しました。関連リリース:博報堂、LINEヤフーとフルファネルマーケティングの強化を目的に協業し、潜在層アプローチからLTV向上までの施策を最適化する「AaaS wit

LINEヤフーのデータ活用で感覚に頼らない“意思決定”が可能に── はじめに、自己紹介と今回の取り組みでの役割を教えてください。 永作 私はプラットフォーマー戦略局に所属していて、初任配属からずっとプラットフォーマー関連のデータを扱ってきました。私たちの役割は、デジタルプラット

キャスティングを最適化できる仕組みでファンやスポンサー獲得を支援── 今回の取り組みについて詳しく教えてください。 永作 今回の取り組みはサッカークラブの事例だったのですが、キャスティングの成否を決めるのは、ファンがどう受け止めるかだと私は捉えています。コンテンツとタレントの「相性」を測るうえでは、フ

生活に根ざしたYahoo!ニュースのフォローデータから「ファン度」を可視化する── 今回の取り組みを実践してみての気づきや良かった点は何ですか? 永作 分析結果が出てきた時に、ある種予想通りのところも多かったんですが、「自分の感覚で捉えていたことが数字として裏付けられた」のは大きかったですね。 感覚的

データとコンテンツの融合がもたらす「新しい価値」── 今後データを使った取り組みをどう広げていきたいか、それぞれの思いをお聞かせください。 永作 自分自身、コンテンツビジネスを盛り上げることには強い関心がありますが、以前まではデータやデジタルとコンテンツがうまく結びついているイメージがあまりなく、どち

2025年4月~9月人気記事ランキング AIの実装、eスポーツの熱狂、 DXによる社会課題解決事例など、注目のトピックスTOP20 【後編】

前編に引き続き、2025年度上半期(2025年4月~9月)に最も読まれた記事ランキング、【後編】をお届けします。【前編】では20位から11位までを発表。AIの社会実装やIP活用といったテーマへの関心の高さが伺えました。今回は、1位~10位の発表です。上半期、特に注目を集めたテーマのトップ10をご覧く

2025年4月~9月人気記事ランキング AIの実装、eスポーツの熱狂、 DXによる社会課題解決事例など 注目のトピックスTOP20【前編】

2025年度も上半期が終了しました。生成AIの急速な進化と社会実装、ポストCookie時代への本格的な対応、そして生活者の価値観の変化など、目まぐるしい動きが続きました。「”生活者データ・ドリブン”マーケティング通信」では、こうした変化の最前線を「生活者データ・ドリブン」とい