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ヒット習慣予報 vol.165『アートファッション』
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ヒット習慣予報 vol.165『アートファッション』

こんにちは。ヒット習慣メーカーズの植月です。
桜の季節も終わりつつあり早くも夏模様になってきましたがみなさまいかがお過ごしでしょうか?
私はちょうどそろそろ引っ越しをする予定で、インテリアを一新しようと毎日ECサイトを眺めています。新居には備え付けのピクチャーレールがあるので、柄でもなく絵を飾ってみようかと考えている今日この頃です。
今回のテーマは、そんなアートについてです。題して、「アートファッション」。アートとは本来鑑賞するものとして捉えられてきましたが、最近は身に着けるものにもなりつつあるという現象を、事例を用いて紹介します。

アートというと以前よりも身近に感じられるようになった人も多いかもしれません。なぜなら、おうち時間が増えたことでインテリアの一種としてアートを取り入れる方が増え、“アートの民主化”とも呼ばれるような現象が起きているためです。実際に美術品市場も、伸長傾向にあります。

出所:「日本のアート産業に関する市場調査2019」(一社)アート東京・(一社)芸術と創造

そんな中、アートを自分のファッションの一部に取り入れる人が出てきました。
分かりやすいものでいえば、【マスク】があります。
マスクをつける生活が日常化した現在では、こだわりのマスクを着けている人も珍しくありません。そのこだわりの一つとして有名な画家の絵をペイントしたマスクが、美術館や個人商店で販売されています。

同様に、【ネイルの柄】にアートを取り入れる人もいます。
ネイルは自分の目にもつきやすいパーツなので、自分自身のテンションをあげるためにネイルをしているという方もたくさんいます。そのため、外出機会が少なくなった時でも、仕事中に目に入るネイルにこだわる方が多いのです。その柄として、ネイリストの方に絵画を見せつつ再現するようお願いしたり、出来上がった絵画ネイルを購入したりしてアートネイルを楽しむという

最後に少し変わったものとして【下着】にアートを取り入れる事例を紹介します。
下着ブランドが限定商品として絵画モチーフのデザインの下着をつくったことがあります。下着は、マスクやネイルのように普段から露出するものではありませんが、だからこそ自分の趣味趣向を思う存分楽しめるファッションアイテムともいえます。


では、なぜ「アートファッション」が増えつつあるのでしょうか?
理由は大きく2つあると考えられます。
1つ目は、アートそのものの一般化です。アートと言えばかつてはごく一部の人の嗜好品や投資として愉しまれるものでした。しかし、ここ数年では「○○展」等のイベント形式でアートに触れる機会が設けられたり、教養の一種として学ぶ対象になったり、インテリアとして家に飾るようになったりと、生活者とのタッチポイントが増加しています。それにより一部の人の娯楽ではなくなったという背景が大きく影響していると考えられます。
2つ目は、アートによる個性の表現です。アートの好みは感性に依るものだからこそ、選ぶアートそのものが個性の表現になります。自分の個性をより顕示したい(もしくは自分の中で確立させたい)と思った際に、アートを飾るだけでなく身に着けるという選択肢が出てくるのではないでしょうか?

最後に、「アートファッション」のビジネスチャンスとしては下記のようなことが考えられるのではないでしょうか? 

「アートファッション」のビジネスチャンスの例
■特定の絵画をイメージして味を出す「絵画メイク」専門のメイクアップサービスを企画する。
■アクセサリー店が「アートモチーフピアス」を販売する。
■絵画の作品名でコーディネートを選んでくれる「スタイリングサービス」を企画する。

私はまだ観るアートに関しても初心者ですが、コラムを書いているうちに身に着けるアートも試してみたくなりました。みなさんもやりやすい方法で生活にアートを取り入れてみてはいかがでしょうか?

▲「ヒット習慣予報」とは?
モノからコトへと消費のあり方が変わりゆく中で、「ヒット商品」よりも「ヒット習慣」を生み出していこう、と鼻息荒く立ち上がった「ヒット習慣メーカーズ」が展開する連載コラム。
感度の高いユーザーのソーシャルアカウントや購買データの分析、情報鮮度が高い複数のメディアの人気記事などを分析し、これから来そうなヒット習慣を予測するという、あたらしくも大胆なチャレンジです。

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  • 博報堂 第一ブランドトランスフォーメーションマーケティング局 ヒット習慣メーカーズ メンバー
    2017年 博報堂に入社。
    年目のマーケターとして、社会の荒波に揉まれながら、社会に新たな潮流をつくることを夢見て奮闘中。自分の体重増加だけはスルーしちゃいけないな……と日々思いながら毎日アイスを食べています。