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AIは組織の「伴走者」。博報堂のAI思想がJTのIT部門にもたらした「共創」によるブランド構築の真価

博報堂DYグループは、AIを単なる業務効率化の手段ではなく、人間の創造性を拡張するパートナーと定義する「Human-Centered AI(人間中心のAI)」という哲学を掲げている。この思想を具体的な組織課題の解決へと実装した事例が、日本たばこ産業(JT)のITグループにおけるブランディングプロジェク

「非専門領域」の壁をどう超えるか。JTのIT部門が博報堂との“共創”を選んだ理由 MarkeZine編集部(以下、MZ) まずは今回、JTのIT部門がブランディングに取り組むことになった背景をお聞かせください。 加藤(JT) 正直に申し上げると、当初は私たちも「ブランディング

トップクリエイターの思考を型化。AIツール「STRATEGY BLOOM CONCEPT」とは? MZ JTのIT部門のブランドストーリーを作るに当たり、「STRATEGY BLOOM CONCEPT」というAIツールを活用されたそうですね。これはどのようなツールなのでしょうか。 豆谷(博報堂テクノロジーズ

人間×AIの共同作業でブランドストーリーを作るワークショップ MZ では、具体的にどのようなプロセスでブランドストーリーを作り上げていったのか、その過程を教えてください。 西川(博報堂テクノロジーズ) 「STRATEGY BLOOM CONCEPT」を活用し、ワークショップを全部で3回実施し

AIが心理的ハードルを下げる? 50名のエンジニアを巻き込んだ「自分ごと化」 MZ ワークショップで得られた気づきや成果についてもお聞かせください。 長縄(JT) 他のメンバーが仕事で何を大事にしているのか、「JTのIT部門らしさ」を各人がどのように捉えているのか、はっきりと見えてきたことが大きな気づ

AIで組織の創造性を引き出すポイントはどこにあるのか MZ 今回の事例を踏まえ、AIを活用して組織の創造性を引き出すポイントはどこにあるとお考えでしょうか。 西川(博報堂テクノロジーズ) 考えを「発散」させたり、ぼんやりしたものを「言語化」したりするのはAIが非常に得意な領域です。一方で、最終的に何

「共創プロセス」そのものが知見になる。博報堂が提案するAI活用の形 MZ 最後に、今後の展望についてお聞きします。JTさんは、策定したブランドストーリーを今後どのように浸透させていきたいですか。 加藤(JT) 素晴らしいメッセージとストーリーが作れましたので、次はアクションプランを動かすフェーズです

AIによる効率化 × 人の創造力の拡張 博報堂DYグループのAI専門集団 「HCAI Professionals」発足

博報堂DYホールディングス

博報堂テクノロジーズ

Hakuhodo DY ONE

人工知能(以下AI)の社会実装が急速に広がる中、人間中心のAIアプローチ「Human-Centered AI(HCAI)」をフィロソフィーに掲げ、共創型AIの技術開発・実用化を推進する博報堂DYグループ。2025年11月には、AI活用を支援する専門組織「HCAI Professionals」を新設するな

グループ力を結集してAI活用を支援する「HCAI Professionals」―― Human-Centered AI(HCAI)とはどのような考え方ですか。 森 私たちは、AIを人間の代替として自動化や効率化だけに使うのではなく、人間の創造性を高めて新たな価値を生むパートナーと位置付けています。HCAI

AIによる「同質化」を回避し「別解」を導きだす―― 博報堂DYグループでは、「AI-POWERED CREATIVITY」という戦略を掲げていますね。 中村 AIやテクノロジー、データ活用の先には、どの企業も同じ答えにたどり着いてしまう「同質化」の課題があります。これを回避するためには、新たな発想や別の

Hakuhodo DY ONEが提供する実践型支援―― 博報堂DYグループでデジタルマーケティングを担当するHakuhodo DY ONEでは、マーケティング領域におけるAI活用動向をどのように捉えられていますか。 柴山 マーケティング領域ではAI導入が急速に進み、とくに分析や自動化の分野は成熟しつつあります

人間の創造力を拡張させ 新たな価値を創出―― 博報堂DYグループのAIソリューションの今後の展望をお聞かせください。 森 HCAIの考え方に基づくAIソリューションは、技術進化と社会的要請に応じて人間の創造性をさらに拡張する方向へ発展し続けます。今後は設計原則やガバナンスを維持しながら、「人間中心のAI

多種多様なメディアをシームレスにつなぐ画期的な広告配信ソリューション ──「WISE Ads」が変えるデジタル広告の常識

さまざまなWebサイトにデジタル広告を自動的に配信する仕組みはこれまでもありました。その配信先に、地上波テレビCM、屋外広告、動画配信サービスなどを加え、シームレスな広告展開を可能にした画期的なソリューションが、Hakuhodo DY ONEが開発した「WISE Ads」です。「WISE Ads」の開発・販

「製販一体」のプロジェクトを創生する──今回集まっていただいたみなさんは、普段はそれぞれ別のチームで活動しているそうですね。 後藤 はい。本プロジェクトは組織横断型で、 Hakuhodo DY ONE が開発・提供するソリューション「WISE Ads」の開発、運用、営業を担うメンバーが集まっています。──プロ

地上波テレビCMを統合した画期的な仕組み──「WISE Ads」の具体的機能についてご説明ください。 後藤 〈WISE Ads〉は、オープンインターネットに広告を配信するDSP(デマンドサイドプラットフォーム)です。従来のDSPと大きく異なるのは、配信先が従来のデジタルメディアの領域にとどまらないことで

博報堂DYグループにおける連携の可能性──プロジェクトが発足した2025年度の成果についてお聞かせください。 後藤 非常に多くの問い合わせをいただきました。売上も、2024年度と比べて大きく伸びています。まさに、営業メンバーが加わって製販一体体制になったことの効果があらわれたと考えています。──ソリ

統合的デジタルマーケティングの旗艦ソリューションに──最後に、今後に向けたそれぞれの意気込みをお聞かせください。 青木 営業メンバーがジョインして1つのプロジェクトになったことで、「WISE Ads」の価値を多くのクライアントに届けることが可能になりました。 今後は、このプロジェクトを超えて社内やグル

スポーツ観戦の新たな楽しみとマーケティング機会を創出|DAZN×博報堂が開発した「スポーツ感情スコア」

DAZN Japan Investment

  • 大島 久之介氏

DAZNと博報堂は共同で、スポーツ観戦時の感情可視化により生活者に新たな視聴体験を届けるとともに、感情を起点にした広告クリエイティブ創出を目指して取り組んでいます。2026年2月にはAIを活用し、スポーツ観戦時の感情を可視化する独自のスポーツ感情スコアを開発。本スコアの開発メンバーである、DAZNの

きっかけは観戦時に感じた「幸せ」。新たな指標でスポーツの価値を可視化したかった-「スポーツ感情スコア」は、スポーツ観戦時の感情を可視化する試みですが、この取り組みがはじまった背景を教えてください。 橋爪 DAZNへの自主提案でスタートしたのですが、発案のきっかけはいたってシンプルなものでした。自分は

「スポーツ感情スコア」によって、アーカイブ試合にも新たな価値が生まれる-鹿島アントラーズ全38試合の分析で得られた気づきなどあれば教えてください。 植田 年間で最も高いスコアとなったのは、5月11日に国立競技場で行われた川崎フロンターレ戦。つまり、この試合が1年のなかでもっとも観客を熱狂させた試合と

データにアイデアやストーリーを掛け合わせ、新たな視聴体験をつくり出す-ほかにも生活者の体験としてアップデートできそうなことはありますか? 大島 コアなスポーツファンのなかには、選手の動くスピードやシュートの成功率などのデータを見ながら観戦を楽しんでいる方がすでにいらっしゃいます。そういった層には、試

感情の「質」まで解析できれば、マーケティング価値はますます高まる-生活者にとっての価値を高めることはもちろん、マーケティングへの活かし方にはどんな可能性を感じていますか? 橋爪 現在実装できているのは、感情の「量」の解析。気持ちが盛りあがっているか、落ち着いているかという部分ですね。一方、感情には「

DAZN×博報堂のタッグで、コンテンツドリブンなマーケティングを推進する存在に-AIで感情を可視化する、というとテクノロジーの側面に光が当たりがちですが、データをいかにマーケティングに活かすかは、広告のクリエイティビティやファンダムを知り尽くしたDAZNの知見が重要ということですね。 橋

ヒット習慣予報 vol.403『繕いアップデート』

博報堂

こんにちは、ヒット習慣メーカーズの山田です。気づけば3月、年度末ですね。春から新生活で環境が変わる方も多いのではないでしょうか。新年度を機に古くなった・壊れてしまったモノを捨てたり、気分転換に新しいモノに買い替えたり様々な選択がありますが、今、あえて「直して、さらに自分らしくする」という選択をする人

マーケティングシステムの今~マーケティング&ITの実務家集団が語る事業グロースへのヒント【vol.18】マーケティングツール導入前に知っておくべき4つのアンチパターン

博報堂

マーケティング活動において、データとテクノロジーが果たす役割は年々高まっています。データ基盤整備やCDP(カスタマーデータプラットフォーム)活用、マーケティングオートメーション、AI活用といった言葉は、もはや特別なものではなくなりました。一方で、それらを「実際の事業成長」に結びつけられている企業は、

アンチパターン①:施策設計の失敗なぜ多くの企業はツール導入で期待通りの成果が得られないのでしょうか。その一つに、ツール活用やパーソナライゼーション自体が目的化し、施策設計が複雑化してしまうことが挙げられます。CDPやMAを使えば高度なセグメンテーションやパーソナライゼーションを実現できますが、過度に

アンチパターン②:不十分な機能理解マーケティングツールに限らず、SaaSの利点は「開発を最小化してコア機能を使えること」にあります。一方、その開発の容易性はシステムの柔軟性とのトレードオフであるため、制約事項の理解が非常に重要です。つまり「何ができて、何ができないか」を正しく理解したうえで施策設計を

アンチパターン③:過度なカスタム開発マーケティングツールに限らず、どのSaaSにも基本的には「標準機能(ノーコード・ローコード)」と「カスタム開発(コーディング)」があります。注意すべきは、可能な限り標準機能で開発を完結させることです。過度なカスタム開発を行うと単純な開発コストの増加だけでなく、下記

アンチパターン④:データの不備「施策に必要なデータが存在しない、あるいは品質が低く使い物にならない。」これは最も多くの企業で挙がる課題です。新たにデータを取得するには、新規計測のための実装やプライバシー対応など、相応のコストが伴います。そのため、理想のデータが揃うのを待って施策実施を足止めするのでは

最後に:正しいステップで着実にマーケティングDXを成功させるために博報堂では、企業のマーケティングDXを支援するアセスメントサービスを提供しています。上記の内容だけでなく、300件以上の実績に基づくナレッジをベースに、施策実行を具体的な運用レベルで明確化するとともに、エンジニアチームと連携し、テクノ

博報堂DYグループ「AIを活用したマーケティングの未来」─Advertising Week Asia 2025より

博報堂DYホールディングス

博報堂テクノロジーズ

博報堂

2025年12月2日(火)~4日(木)、シェラトン都ホテル東京にて、世界的なマーケティングイベントのアジア版である「アドバタイジングウィーク・アジア2025」が開催されました。記念すべきAWA10周年でもある今回、AI活用により新時代を迎えつつある広告業界にとって本質的で刺激的なさまざまなコンテンツ

博報堂が重視する、同質化しない、価値創造のためのAI活用 中村 人間中心のAIという考え方は世界で重視されており、日本ではAI法の柱にもなっています。博報堂DYグループはその人間中心のAIという考えのもと、2024年4月にHuman-Centered AI Instituteを設立。人間中心のAIについ

AIの機能を組み合わせて、社員の創造性を引き出し未来の市場を描く統合マーケティングプラットフォーム「CREATIVITY ENGINE BLOOM」 木下 これからお話しする「CREATIVITY ENGINE BLOOM」は、その開発の背景に、海外のエージェンシーがデータテクノロジーを活用した統合マーケテ

リサーチ、アイディエーション、インサイト探索などに有効な「バーチャル生活者」 栗田 私からは「バーチャル生活者」の具体的な事例をご紹介します。 我々は世界80億人にいつでもアクセスできるような未来を目指しています。その結果、我々はもちろん、クライアントを始めあらゆる人が生活者発想を自分のものにできる

データ・クリエイティブ対談【第17弾】 往年の人気ドラマをAIでリメイクする「どてらい」試み ゲスト:関西テレビ放送 駒井有紀子氏、田中健太氏

関西テレビ放送

  • 駒井 有紀子
  • 田中 健太

博報堂

広告ビジネスを越えたテクノロジーやデータ活用のあり方について対話する連載「データ・クリエイティブ対談」。今回は、1970年代に人気を集めた連続ドラマ『どてらい男(やつ)』の失われた映像を動画生成AIでリメイクするプロジェクトについて、関西テレビでコンテンツビジネスを手掛けるお二人と語り合いました。駒

奇跡的に発見された録画テープ 篠田 駒井さんと田中さんのお二人は、現在、関西テレビのコンテンツビジネス局に所属されています。この部署はどのような仕事を担われているのですか。 駒井 放送番組のマルチ展開から、IP、アニメ、グッズ、国内外配信など多様なコンテンツで収益を生み出し、ビジネスになるものなら何

「メタファー」によってAIにイメージを伝える 篠田 僕は最初の段階でお声がけをいただいて、プロジェクトに参加させていただきました。当初は、失われている回を丸まる新たにつくれないかという話でしたが、いきなり1話およそ45分という長尺の映像をつくるのは難しいので、まずは1分くらいの短いプロモーションフィ

ドラマ台本のベースをAIで生成する試み 篠田 関西テレビの皆さんは、日頃の業務で生成AIを活用される機会はあるのでしょうか。 田中 制作現場でAIを使うケースは増えてきていると思いますが、全体としてはまだ少ないのかなと思います。僕自身は、篠田さんとプロジェクトをご一緒するようになってから積極的にAI

AI活用の「前提」をつくる地道な取り組み 篠田 話を『どてらい男』に戻したいと思います。以前、駒井さんから伺ってすごいなと思ったのですが、このコンテンツを新たに展開するに当たって、15年くらい前から権利処理を進めてこられたそうですね。 駒井 当時の契約書などは一切残っていないので、全話のエンドロール

博報堂ゲームプロジェクト発!定量調査データベース「GATRIX(ガトリックス)」から紐解く国内アプリゲーム市場攻略の鍵とは

ゲーム案件に特化したストラテジックプラニングチーム「BXMゲームプロジェクト」は、アプリゲーマーを生活者視点で分析した定量調査データベース「GATRIX(ガトリックス)」を始め、これまでさまざまな独自ソリューションを開発してきました。今回、2025年2月に実施したオリジナル調査「GATRIX 2025

アプリゲーム市場の“いま”がわかる「GATRIX 2025」―2025年に実施した「GATRIX 2025」では、国内アプリゲーム市場においてどのようなファクトが新たに見えてきましたか。 長縄 今回の調査からは、まず、たくさんお金をかけてアプリゲームを楽しむヘビーユーザーがわずか

ゲームに閉じずに、幅広いエンタメ領域を視野に入れて話題性をつくる―博報堂が得意とするメディア戦略やクリエイティブの考え方を、アプリゲーム領域においてもしっかりと発揮していくことが、効果的な広告のためにも重要といえそうですね。 長縄 まさにそうだと思います。最近はゲーム広告においても、多種多様なプラニ

ゲーム業界は世の中の変化の兆しがいち早く表れるジャンル―さまざまな規模のクライアント、さまざまな種類のゲームタイトルがあるなかで、改めて「GATRIX」の調査データはクライアントのどんな課題解決に役立ちそうでしょうか。 斎藤 まず大前提として、世の中ですでに公開されているゲームに関するデータは、プレ

博報堂DYグループとCasteeが解く、データドリブン時代の「バズ」を生み出すフルファネル戦略

Hakuhodo DY ONE

株式会社Castee

  • 大竹 慎太郎
  • 児玉 悠佑

博報堂DYホールディングス

昨今のデジタルマーケティングは、ネットやSNSで”様々なコンテンツに触れる機会が増えて、何を見てもすぐに飽きてしまう”傾向がある生活者に向け、”刺さる”クリエイティブを大量に、しかも素早く生み出すことが急務となっています。この課題に対し、博報堂DYグル

Part 1:インフルエンサーマーケティング市場の最前線—なぜトップクリエイターとミドル・マイクロクリエイターの組み合わせが”勝ち筋”なのか? 村上 博報堂DYベンチャーズは2024年11月に、成果報酬型インフルエンサーマーケティングプラットフォームを展開するCas

Part 2:Casteeの革新性— 「成果報酬型」と「公募制」で実現する、クリエイターの「自発的な熱量」 大竹 私たちは、インフルエンサーが持つ「クリエイターとしての熱量」を、クライアントの「マーケティングの運用資産」に変えるソーシャルコラボレーションプラットフォームを提供しています。これ

Part 3:博報堂DYグループとCasteeがデザインする、マスと融合したフルファネル・マーケティングの未来 村上 博報堂DYグループとCasteeの共創が、今後どのような未来を描き、インフルエンサーマーケティングを導いていくのか、お話しいただけますでしょうか。 児玉 博報堂DYグループと協業するこ