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こんにちは。ヒット習慣メーカーズの植月です。
花火やBBQをする人も増え始め、これからいよいよ夏本番というところですね。プールや海などの夏行事に向け、カラダづくりに励んでいる方も多いのではないでしょうか?

さて、今回はそんなカラダづくりを含めた美容をテーマに、「ワークアウト式美容」のお話をしたいと思います。これまでの「盛る」ことでその瞬間を美しく見せようとする習慣に比べ、自分の身体のパーツそのものをトレーニングで「育てる」ことでずっと美しくあり続けようとするものです。

わかりやすいものとしては、まつ毛美容を挙げられます。
まつ毛を美しくみせるといえば、通常のメイク以外に、まつ毛エクステやつけまつげがあります。そこに加えて、最近定着してきたのは、「まつ毛美容液」を使って自まつ毛を育てる手法です。Twitterでまつ毛と一緒につぶやかれているワードをランキングで見てみると、美容液が3位にランクインしています。上位2つに比べるとボリューム感では劣っているものの、まつ毛そのものを育てることが広く一般に受け入れられていることが分かります。

出典)Topic Finder(※まつ毛エクステ・つけまつげは略称やカナ違いも合算して集計)

また、カラダづくり文脈でいえば、最近流行の「筋トレ女子」もこの潮流にあてはまります。
以前までは、ダイエットといえば、体重を落とすことが最大の目的でした。そのため、断食といった即効性のあるものが支持される傾向にありました。しかし、最近では、パーソナルジムを代表としたトレーニングの流行もあり、一時的に体重が増えるとしても、ほどよく筋肉をつけて太りにくい身体を作ることが理想の結果につながりやすいと考えられるようになってきました。

そんなトレーニング志向が、全身のみでなく胸にも適用され始めています。
下着メーカーでは、これまで盛りブラ訴求がメインでしたが、最近では「育乳ブラ」を打ち出すところも出てきました。背中やお腹の肉を移動させることで、胸を大きくする矯正ブラジャーです。定期的なメンテナンスを行い、胸の成長に合わせてブラジャーも調整していくことで、胸そのものを大きくすることを目指しています。

では、なぜ美のトレンドが「ワークアウト式」へと移行しつつあるのでしょうか?
その理由は、大きく2つあると考えています。
1つ目は、身体への優しさを求めるナチュラル志向の高まりです。健康意識の上昇に伴って健康リテラシーも高まり、オーガニック素材や無添加食品など、自然素材のものに着目する人が増えてきました。その結果、身体への負荷の大きいものを避け、長期視点で美の追求に取り組むようになったのかもしれません。
2つ目は、育てるプロセスのエンタメ化・ファッション化です。最近では、芸能人もトレーニング風景をSNSにアップしていたり、トレーニングしていることを公言していたりして、美を育てるプロセスを公開することが一種のエンタメ化しています。また、スポーツウェアや育乳ブラも多様なデザインがあり、ファッション的にもおしゃれなものとして注目されるようになってきました。こうして、トレーニングというプロセスに苦を感じなくなってきた影響も大きいのではないでしょうか。

こうした「ワークアウト式美容」については、様々な美容分野にビジネスチャンスがあると考えます。

「ワークアウト式美容」のビジネスチャンスの例
■ 機器メーカーが、寝ている間にクセをつくることで、徐々に一重まぶたを二重まぶたにしていく矯正グッズの開発。
■ 脱毛サロンが、ムダ毛を薄くしていく食べ物に着目した、料理レシピ本の作成。
■ 美容系メーカーが、自社製品によってまつ毛を伸ばすことを専門としたまつげトレーニングサービスを開始。
など。

これからの季節にも使える「ワークアウト式美容」、いかがでしたか?
一言に夏といっても、今年は「平成最後の夏」なので、なんだか特別な感じがしますね。これまでの夏とは違った特別な思い出を作れるよう、私もまずは何かのトレーニングから始めたいと思います。みなさんも一緒に、理想に向かって「ワークアウト式美容」を始めてみませんか?

▼「ヒット習慣予報」とは?
モノからコトへと消費のあり方が変わりゆく中で、「ヒット商品」よりも「ヒット習慣」を生み出していこう、と鼻息荒く立ち上がった「ヒット習慣メーカーズ」が展開する連載コラム。
感度の高いユーザーのソーシャルアカウントや購買データの分析、情報鮮度が高い複数のメディアの人気記事などを分析し、これから来そうなヒット習慣を予測するという、あたらしくも大胆なチャレンジです。

プロフィール

植月 ひかる(うえつき・ひかる)
博報堂 統合プラニング局
ヒット習慣メーカーズ メンバー

2017年 博報堂に入社。
新人マーケターとして、社会の荒波に揉まれながら、社会に新たな潮流をつくることを夢見て奮闘中。最近は、「平成最後の夏」に関する妄想を自分の中で繰り広げることが趣味。定番のテーマは浴衣で行く夏祭り。

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